木馬新聞

神戸のジャズ喫茶木馬の愛想も上々新聞です

店主の私ごとのこと「ダ・ヴィンチが言った」

「食欲がないのに 食べても健康に悪い」とあのダ・ヴィンチは言う。
見たい番組もないのにだらだらテレビを見てしまう。
ダ・ヴィンチの言葉と どこか同じことが言える。
限られた24時間の幾らかを削ってしまうようなものだ。時は金より大事ということを気づかないでいる。何しろ落としても音がしない。
必要以外は極力テレビから離れた生活をしてみるとか常に思うのだが、リビングの一等地にそれがあるゆえ、ついつい焦点のぼけた惰性をくり返す。
放送とは、本来社会から受け入れられるべき素養を発信する使命があるはず。
かなり以前からどこの局でも同じような顔ぶれの若手芸人、タレントを集めただけのバラエティ番組の氾濫が今に至っている。
子どもからお年寄りまで全世代にウケる、と錯覚しているのだろうか。嫌悪感を持つのは僕だけではないはず。
安上がりな番組制作は結果的に番組の質が低下する。視聴率が下がる。そして悪循環の繰り返し。
とくにゴールデンタイムのお笑いやバラエティが、こういった悪循環の一因かもしれない。
良い番組もあるのに中身のない番組を垂れ流してるとますますテレビ離れが起きる。
テレビにしかできないということがあるはず。それを打ち出していくことこそテレビという媒体が存続する意味があるのではないか。